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神戸かわさき造船これくしょん7にサークル参加した話と反省

概要

地方600SP規模のオンリーイベントに参加した。withコロナ下での即売会に正解がない中、各イベント・サークルでは暗中模索の中で感染症対策を行っている。 対策の中ではうまく行ったこと、行かなかったことがありその成果を残すために、ここに弊サークルの対策と結果を公開する。

イベント感想

 まずはスタッフの皆様、イベントの主催様このような状況下の中で開催を決行いただきありがとうございました。5ヶ月、ほぼ半年近く即売会へのサークル参加となりまして久しぶりに本を作ったり、お品書きを作って宣伝したりとイベントに向かって準備をしていく感覚はやはり楽しく参加できてよかったと思います。しかしながらその一方参加を決めるまでは感染症に対する恐怖心があり「どうすれば安全性を高め参加へ持っていけるのか」「なにをどこまで行えば参加できる程度にリスクを減らせるか」という点でかなり迷いがありギリギリまでなやんでしまい、それがそのまま宣伝タイミングの遅れとなってしまったことは大きな反省点の1つです。
 イベント自体は(須磨周辺に人が多い様子が見れたものの)概ねサークル側も3割程度が欠席であったり一般参加がチケット管理をされていることもあり、人が密集している状態はサークル周辺でみることはなく終始イベント開始1時間後以降の混雑でした。また参加者は全員マスクやサークル参加者はフェイスシールドやビニールカーテン、卓上ポスターでのガードをしており飛沫感染を防いでいた事や、コイントレーやお賽銭箱を利用し直接手に触れないようにすることで接触感染を防いでおりできうる限りの対策は行われていたと思います。
 また当日は見本誌の設置をしないようにとイベント側より言われており、サークルによってサンプルを印刷し掲示したり、お品書きに説明文を添えていたり、QRコードによる電子版の案内などを掲示していました。各サークルで手探りの中様々な対策をし、withコロナ下の即売会で自分のサークルにとっての最適解を探すため様々な施策が行われていたのだと感じました。
こうした感染症対策で弊サークルの行ったことをまとめておきたいと思います。

事前に計画したこと

 新型コロナウイルス(以下単にコロナウイルス)の感染症対策は従来のインフルエンザウィルスや風邪のような対策では不十分で、感染していたとしても症状がでない無症状者の存在と、発症前2日から感染力が増すという特徴は非常に厄介でこの特徴があるために全員が「感染しているかもしれない」という意識で動く必要があります。コロナウイルスの感染は飛沫・マイクロ飛沫・接触により感染するものとされており、その対策は密集・密接・密閉の「3密」を避けることと、大声を避けることとされておりこれを踏まえサークル側では制御が難しい密集・密閉の環境以外について下記のように対策を立てました。

  • 密接し飛沫を飛ばすことを防ぐためにマスクを常時着用する
  • 密接し飛沫を受けることを少しでも防ぐためにフェイスシールドを着用する
  • 接触を避けるためにお金の受け渡しはコイントレーを使用してやりとりする
  • 接触を避けるため、受け取った小銭と、釣り銭は分けて管理する
  • 接触を避けるため、見本誌は用意せず電子版を用意
  • 大声を避けるため、指差しできるお品書きを用意

また普段の生活から下記のことに注意していました

  • 大勢での会食は避ける
  • 感染リスクの高い場所(感染拡大防止ガイドライン掲示していないお店)などへ行かない
  • リモートワークの活用
  • 外出から戻ったときはかならず手洗いうがいを行いアルコール消毒を行う

事前に計画したことの結果

今回の設営は下記のようになった

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設営の様子

  • 密接し飛沫を受けることを少しでも防ぐためにフェイスシールドを着用する
    • フェイスシールドが思った以上に暑く、途中一般参加者が少ない時間に外した
  • 接触を避けるためにお金の受け渡しはコイントレーを使用してやりとりする
    • 原則としてコイントレーを利用したが、本の受け渡しは直接行わざるを得なかった。そのため会計ごとにアルコール消毒を行った
  • 接触を避けるため、受け取った小銭と、釣り銭は分けて管理する
    • 釣り銭を十分用意したため分けることはできたが、次回からは賽銭方式を用いて触れないようにしたい
  • 接触を避けるため、見本誌は用意せず電子版を用意(QRコードによるWeb誘導)※1
    • A3の紙に十分大きなQRコードを準備したがイベント中の利用件数は2件のみにとどまった
  • 大声を避けるため、指差しできるお品書きを用意
    • かなり活用できた。しかし金額確認や、「ありがとうございます」などの発声をしてしまい、こちらから飛沫を飛ばしてしまうことの対策としてはマスクに頼るところになった。

事前に計画した以外のこと

当日は最高気温が35℃を超え、かなり暑くなることが予想された。フェイスシールドやマスクによって熱中症が引き起こされやすくなっているため、塩飴と水を用意し望んだ

対策ができなかったこと

 今回、やはり長く話しかけて頂いたり、展示ドールに触れてしまう方の制止が難しかった。一応お互いに対策は施しているものの、なるべくなら避けたいところであり次回以降ドールの展示はやめるか、撮影可・接触不可の表示をし、感染症対策の一貫として話が長くなりそうなときは説明してお断りすることが懸命だろう。

次回に向け

事前計画のうち、QRコードによる電子版のサンプル公開は効果が十分ではなく印刷したサンプルを掲示することが(現段階では)適当と感じた。
またドールの展示は触れてしまう参加者がいるため、手を触れないでくださいという警告と、写真はとっていただきたいので写真・SNSの投稿は可能と掲示しようと思う。
頒布物はコロナウイルスが流行する前のものが多く、どうしても中途半端な価格設定になってしまっていたが、これらは500円または1000円として釣り銭を触る機会を減らしたい。

※1 QRコードの利用状況についてTwitter上でアンケートをとっている。QRコードを使った人は少なく、また手間がかかることが問題として挙げられている

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